どこかの店舗で商品を購入しようとしたら、エラーが発生して決済できない。限度額も十分あり、カードも止まったりしていない有効なカードなのになぜ?そんなご経験をされたことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか。PAY.JPの加盟店様からも最も多くお問い合わせいただく内容のひとつです。今回は、「使えるカードなのに決済できない」ケースが発生する謎についてご説明します。カード会社側でのセキュリティ上の決済保留カード決済に失敗するのには様々な要因がありますが、お客様にとって一番理由に思い至りにくいのが、「セキュリティの関係上、当該決済にのみカード会社で決済に保留がかかる」というケースです。カードの限度額や有効期限の問題であればご自身で気づかれるケースが多いと思いますが、セキュリティ上の保留についてはそもそもそのようなことが起きるということをご存知ではなく、戸惑われる方が多いようです。今回はこのケースに焦点を当ててご説明します。不正懸念の決済が検知されるタイミングとは??カード会社側での決済保留には、不正検知が大きく関わっていることが多いです。不正利用が行われた場合、検知されるタイミングは主に下記のいずれかとなります。a) 加盟店で注文情報等から不正な利用であることを検知b) カード発行会社の独自ロジックにより、悪用懸念ありとして検知c) カードユーザーが利用明細や利用通知等で覚えのない請求に気づくこのb)のケースに当てはまった場合、当該決済のみがカード会社側で保留されエラーになる、という事象が起きることがあります。「少額決済の後に高額な決済が行われた」、「離れた場所で決済が行われた」、など各カード発行会社が持っている独自のロジックで、決済が弾かれることがあるということです。心当たりがなくエラーになってしまった場合はどうすればいいのかカード会社側での取引保留の場合、カード利用者本人からカード会社に連絡をして、本人利用であることを伝えれば、決済が可能になる場合がほとんどです。カード会社によっては、先方から確認の連絡をしてくださることもあります。決済代行会社や店舗側ではエラーの詳細はわからないため、まずは、原因の確認も含めて必ず本人からカード会社に連絡をしていただく必要があります。しかし、まれに「カード会社に連絡をしたが、カードに問題は無い、と言われた」とのご連絡をお客様からいただくことがあります。カード会社の担当者様によっては、カード自体には問題は無い(無効にはなっていない、限度額もオーバーしていない)などの状況のみで、そのような回答になってしまうことがあるようです。そのため、クレジットカード自体の利用可否ではなく、「その注文が決済できなかった理由」をお問い合わせいただくのがポイントです。「カード会社で拒否をされた」というエラーである場合は、カード会社側で何かしらの理由によって弾かれたというものになりますので、お客様からカード会社に問い合わせいただく以外には詳細を確認をする方法がありません。なお、カード会社側での拒否エラーであるかといった単純な内容のみであれば基本的には加盟店や決済代行会社側でもエラーコードから確認ができるようになっています。カード会社による拒否(card_declined)で支払い失敗となりました。支払い失敗となった具体的な原因を教えてください。不正検知は必要な対応決済をしたい時にカードが利用できないことにストレスを感じられたり、なぜ利用できないのかご不安になることもあると思います。ただこれらの仕組みはみなさまのクレジットカードを守るために各カード発行会社が行なっている対策で、非常に重要なことでもあります。心当たりがなく決済に失敗するケースの全てがこれに当てはまるものではありませんが、まずはカードの状態や限度額に問題がないかをご確認いただき、それでも問題がなければ当該決済のみエラーになっている可能性があることをご確認いただいてみてはいかがでしょうか。今回の記事は以上です。次回もどうぞよろしくおねがいします!PAY.JPからのご案内PAY.JPにご興味をおもちいただけましたら、ぜひこちらより資料をご請求ください。https://form.run/@payjp-3277